「7回読み勉強法」やってみた【数学 FocusGold】

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「7回読み勉強法」

こんにちは!白いベンゼン管理人です。

この記事は最近話題の「7回読み勉強法」を数学でやってみた、という内容になります。

タイトルこそ自分が「7回読み勉強法」を行ったように書いてますが、実際に実践したのは私が受験指導を担当した教え子であり、私はそれを指導した立場であります。

「7回読み勉強法」とは

東大主席弁護士山口真由さん考案の超速勉強法。

「頭の中に真っ白なノートがある」というイメージから出発して、

「理解しようとせず、とにかくサラサラと早く読む」ことを7回繰り返すことで、

そのノートに目の前の本まるごと1冊写し取る勉強法の1つです。

以前「倫理」の教科書を7回読みしてセンター試験を解くことを実践してみました。(↓の記事)

東大主席弁護士考案の「7回読み勉強法」を実践して、ほとんど0の状態から教科書だけでセンター倫理を1発で9割近く得点できたので、その経過とやりかたをまとめてみました。

↑の記事では「倫理」は暗記科目ですから「7回読み勉強法」を暗記科目に対して実践した記録であるのに対して、

当記事は「数学」という単なる暗記に留まらない「思考力」が必要になる科目で「7回読み勉強法」を実践した記録となります。

「7回読み勉強法」を実践する上でのデータ

「7回読み勉強法」を行う前のステータス、そして今回のメソッドと最終目標を簡潔にあげておきますね。

・高校3年生

・数学は定期試験だと好成績だが、少し難しい模試になると振るわない

・学校で数学は全範囲履修済み

・教材は「Focus Gold」(A, Ⅱ+B, Ⅲ)を用いる

・期間は夏休み(+9月)

・9月の「駿台全国模試」にて学習の成果を確認する

こんな感じです。

「Focus Gold」に関して説明。

チャートのような網羅系の問題集でして、大きく分けてマスター編、チャレンジ編、実践編の三部構成で出来ています。

今回「7回読み勉強法」として勉強するのは「マスター編」。

特にその中でも「例題」と「Step Up問題」のみを扱います。
各例題の下にある「練習問題」と各章の最後にある「章末問題」は無視。

マスター編は、教科書レベルの解説、超基本問題、例題、練習問題(例題の類似問題)、Step Up問題、章末問題(青チャートでいうextra)の構成で、教科書で学ぶレベルの問題から、実戦で使える問題まで対応している。構成としては青チャートとほぼ同じ。
簡単な問題から並んでいるので、数学が苦手な人でも入りやすい。

(引用 Amazonレビュー Focus Gold 1A

↓の画像に「例題」と「練習」が載っています。

右上の*マークは難しさの指標であり、*~****まで(****が最高難易度)存在。

focus_gold_例題

↓の画像は「Step Up」です。

やや易の標準問題が並べられていて、分からない問題のヒントになる「例題」の索引あり。

focus_gold_stepUp

さて写真を見てもらうとお分かりでしょうが、解いた問題には記号を振ってあります。

それぞれの記号の意味は

◎・・・完璧に解ける&悩むことなくペンが動く(ケアレスミスで満点を逃しても◎を付ける)

○・・・少し考えるが解ける

△・・・自力では解けないが解答を読んで理解できる

×・・・自力でも解けず解答よ読んでも理解できない

となります。

担当生徒は数学Ⅰに関しては十分な成績だと判断したのでそれはカットして、A,Ⅱ+B,Ⅲの分野のみを勉強しました。(時間の都合もありますが)

最後に「駿台全国模試」について説明します。

いわゆる「駿台残酷模試」です。私も受験生の頃苦しめられた思い出があります。

標準レベル~難レベルの問題で構成されています。

今なお、受験業界では大手3予備校の単独開催公開模試の中では「最難」レベルと謳われている。受験者は東大・京大をはじめとする難関大を志願する生徒が多く、進学校の在卒生が多く占める。

引用 Wikipedia 駿台模試

次からはいよいよ具体的な「7回読み勉強法」実践のステップをご紹介していきます。

「7回読み勉強法」実際にやってみた!

今回途中で軌道修正をしやすいように{A,Ⅱ+B,Ⅲ}を通しで7回読みするのではなく、

Aを7回読みした後Ⅱ+Bを7回読み、そしてその後Ⅲを7回読みという具合で行ったことを最初に書いておきます。

では行きましょう。

1回目

『ここでは「見出し」を頭のノート上に写し取る感覚で読みましょう。文章にも目を通しますが、主には章のタイトル、項目ごとの大見出し、中見出しなどを意識し、見出しどうしの関係を把握しましょう。こうして、全体像を大まかに感じ取ります。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)

1回目は例題すべての問題をノートに書いて解きます。

解いて行く過程で◎〇△×の記号も振って行きました

どんなに頑張っても1日2章くらいしか進みませんし、間違いなく1回目が一番大変です

***や****レベルのどうしても難しい問題(記号でいうと×)はサポートしつつ、どうにかAは2日、Ⅱ+Bは6日、Ⅲも6日で終了。

後々記述しますが「Step Up」は「例題」を十分学習したうえで取り組みたいので「例題」1回目の段階では手を付けません。

上の書籍のアドバイスは数学に適していないのですが、「7回読み勉強法」p138-140には非常に参考になる記述があります。

〇要アレンジ科目②-数学

数学も、「7回読み」をそのまま使うのではなく、それをアレンジした「7回解き」が功を奏する科目です。いちいちどこで間違えたのかを考えず、正しい解法だけを読んで次の問題に移るべしという点も、英語の勉強と共通しています。

(中略)

大学受験用の問題はひとつひとつが長いのが特徴、一問を解くごとに答えを見て、次の一問に移る、という順番がおすすめです。

(引用 東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)

2回目

『1回目を読んで見出しが頭に入った段階で、全体を流し読みします。項目だけでなく、より細かいレベルで読んでいきます。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)

2回目は1回目で書いたノートとFocusGoldの解答を見て全問題を1周します。

このときの1周は「見る」だけで、「書く」ことはしません。

全体を「流し読み」する感覚で進めて行きましょう。解答を覚えるのではなく、解答の考え方を読んでいくことに重点を置くべきです。

◎〇問題は簡単に流し読み出来るでしょうから、△×問題はペースを落としてじっくり読んでいきました。

生徒さんもかなり疑心暗鬼になりながら、Aは1日、Ⅱ+Bは4日、Ⅲも4日で終了

この段階ではあまり定着していないようでした。

3回目

『この段階も2回目と基本的に同じです。つまり全体を流し読みしている段階です。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)

3回目も2回目と同じようにノートとFocusGoldの解答を見るだけの勉強をしていきます。

この辺りから問題を見ただけでぼんやりと解答が思い浮かぶようになってきたようです

3回目の終了時点で「Step Up」問題を解き始めるよう指示を出しました。

「Step Up」も「例題」と「7回読み」のやり方は同じです。

Aは1日、Ⅱ+Bは4日、Ⅲも4日で終了

4回目

『ここからは、文章中のキーワードを意識して読みます。よく出てくる単語、詳しく説明される用語を目に留めておきましょう。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)

キーワードに意識するというか、問題に含まれる「公式」や「考え方」に意識を傾けていきます。

答え覚えたって仕方無いですからね、頭の使い方を学びましょう

「公式」や「考え方」をポンポン拾い上げて流し読みする感じです。

この頃にはストレスなくスラスラ解いて(読んで)いました。

Aは1日、Ⅱ+Bは3日、Ⅲも3日で終了

5回目

『作業内容は4回目と同じです。4回目との違いは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識すること。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)

5回目は◎〇問題は読むだけ、△×問題はもう一度ノートに書いて解きます。

◎〇問題と一部の△問題は反射的に答えられるようになっていて、完璧といえる状態にまでなっていました。

それに対して残りの△×問題は、実際に「書く」ことになるとやはりスラスラとは行かないようでしたね。

一部は答えを見ていました。

解ける問題が大幅に増えてモチベーションがやっと向上したのでしょうか、ようやく嬉しそうな顔を見せてくれたのを覚えています。

Aは1日、Ⅱ+Bは3日、Ⅲは4日で終了

6回目

『ここからはディティールにも目を向けます。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)

6回目は自信のない問題だけ書いて解くことをしました。

自信のないというのは「書いて再現する自信がない」という意味です。

自信のある問題はパラパラめくるだけで飛ばしているようでしたね。

「例題」と「Step Up」の90%は問題を見るだけで、頭の中に解答の流れを再現できるレベルに達していました。

実は時間の都合上数学Ⅲに関しては6回目に入ることなく「9月駿台全国模試」を受けることになってしまいました…

学校に通いながらの6回目だったんです。

Aは1日、Ⅱ+Bは3日、Ⅲは5日で終了

7回目

『6回目を終えたら、頭の中のノートにだいたい本が写し取れているはずです。しかし、まだ鮮明ではないので、7回目でしっかり定着させます。』 (引用 東大主席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法)

7回目はほぼ全ての問題を流し読みして、不安の残る問題のみ書いて解くという感じです。

流し読みは「問題見る→パッと解答を頭の中で作る」、これでおよそ3秒~10秒。

数Ⅲの面積体積計算に不安を感じていたようです。

一気に駆け抜けていきましょう!

「9月駿台全国模試」の結果

駿台全国模試数学

結果は

数学: 得点 159/200 偏差値73.0

でした!

難しい駿台全国模試で約8割も得点出来て大変すばらしい結果を出してくれたと思います。

東大京大志望が多く受ける試験の平均点が73.2/200ですからね、恐ろしいです。

少し手薄だった数Ⅲ面積の積分計算での失点が大きかった模様。

「7回読み勉強法」まとめと考察

この記事では「7回読み勉強法」を数学で実践した記録をご紹介してきました。

今回の実践を通して得られた考察やポイントをまとめると

・7回やる作業にはかなり時間がかかる

・まとまった時間にまとめて一気にやるのが良い、そうしないと効果が得られにくい

・1回書く時間に10回読んで復習できる

・それでも最後の段階では実際に「書く」というフェーズが必要

・大学受験の数学は「問題を読んで解法が思い浮かぶ」ような問題のストックを多く蓄えるという勉強法がかなり強力

・やっぱり最後まで7回やる根性が最重要

という感じです!

実はこの「7回読み勉強法」は「7回読む(解く)」ことが成功の秘訣でして、

そうするためにもご両親や家庭教師などの監視下に置かれたり、友人と競い合ったり、TwitterやSNSなどで報告したりと、外部要因として強制的に勉強する環境に自ら身を投じるのも1つの手ですよ。実際に書籍を手に取ってみるのも良いかもしれません。

それと、要領が物凄く良い人からすれば「7回読み勉強法」は非効率なメソッドのように感じられるかもしれませんが、

私のような凡人からすれば、いえ凡人だからこそ「7回読み勉強法」は十分信頼出来る勉強法だと考えております。

脳科学的にも「7回」繰り返すことが1番効果的だと言われているそうですよ。(これFocus GoldのCoffee Breakに書いてますね)

やる気と時間さえあれば誰でも実践可能な勉強法と言えるでしょう。

この記事を読んで少しでも「7回読み勉強法」をやってみようと思って頂ければ幸いです。

▶関連記事:「7回読み勉強法」やってみた【倫理】

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